「事業用のクレジットカード、そろそろ作りたいけど、どれを選べばいいの?」 「会計ソフトと連携できるって聞くけど、実際どれくらいラクになるの?」

個人事業主にとって、クレジットカード選びは意外と悩みどころですよね。

結論から言うと、事業用カードは「会計ソフトと連携できるかどうか」で選ぶのが正解です。連携さえしてしまえば、日々の経費入力はほぼ自動になります。

この記事では、制作会社17年→独立し、会計ソフト(マネーフォワード)を使って4年目のフリーランスデザイナーの私が、カードと会計ソフトの連携について実体験ベースで解説します。私は法人カードを作らず、個人の楽天カードを2枚に分けて事業用にしているのですが、その具体的な方法もあわせて紹介します。

結論:事業用カードは「会計ソフトと連携できるか」で選ぶ

まず大前提です。個人事業主がクレジットカードを選ぶとき、ポイント還元率やデザインより先に見るべきは、使っている会計ソフトと連携(自動同期)できるかです。

会計ソフトとカードを連携すると、カードの利用明細が自動で会計ソフトに取り込まれます。あとは「この支出は消耗品費」といった仕訳をすれば完了。手入力の手間がごっそり消えます。

マネーフォワードやfreeeといった主要な会計ソフトは、大手クレジットカードのほとんどと連携できます。逆に言えば、連携に対応していないマイナーなカードを事業用に選んでしまうと、この自動化の恩恵を受けられません。だからこそ「連携できるか」が最優先なんです。

事業用カードを会計連携する3つのメリット

なぜここまで連携をおすすめするのか、メリットを3つに整理します。

メリット①:経費入力がほぼ自動になる

一番大きいのはこれです。カードを連携しておけば、使った経費が自動で会計ソフトに流れ込みます

領収書やレシートを見ながら1件ずつ入力する——あの作業が、原則いらなくなります。私は週に1回、マネーフォワードを開いて自動取り込みされた明細を確認・仕訳するだけ。1回あたり数分です。

メリット②:事業用と私用がきれいに分かれる

事業の支出を私用のカードと混ぜてしまうと、確定申告のときに「これは経費?私用?」の仕分けで地獄を見ます。これは私が事業用口座の記事でも、独立当初から口を酸っぱくして言っていることです。

事業専用のカードを1枚用意して、そのカードの明細だけを会計ソフトに連携すれば、「このカードの利用=すべて事業の経費」と一目で分かります。仕訳の判断もラクになります。

メリット③:記帳を「溜めない仕組み」になる

会計で一番怖いのは、記帳を溜めることです。私は独立1年目に日々の帳簿付けをサボり、確定申告前にレシートの山と2〜3日格闘した苦い経験があります。

カードを連携しておけば、明細は使うたびに自動で記録されていきます。**「溜めようがない仕組み」**が手に入るわけです。会計ソフトそのものの価値も、突き詰めればこの「溜めない仕組み」にあります。

【実体験】私は「個人の楽天カード2枚」を事業用と私用で分けています

ここからは私のやり方です。

「事業用カード=法人カードを作らないといけない」と思っている人もいるかもしれませんが、私は法人カードもビジネスカードも持っていません。使っているのは、ごく普通の個人の楽天カードを2枚です。

楽天カードは1人2枚まで持てる

意外と知られていませんが、楽天カードは1人につき2枚まで発行できます(2枚目は1枚目と異なる国際ブランドを選ぶ、といった条件があります。詳細は楽天カード公式でご確認ください)。

私はこの仕組みを利用して、1枚を完全にプライベート用、もう1枚を事業用として使い分けています。法人カードのように審査のハードルが上がることもなく、年会費もかからず、個人カードだけで「事業用と私用を分ける」が実現できました。

楽天銀行とセットでマネフォに自動連携

私はもともと事業用口座に楽天銀行を使っています。そこに事業用の楽天カードを組み合わせ、どちらもマネーフォワードに連携しています。

結果として、事業のお金の流れ(口座の入出金+カードの利用明細)が、まるごと自動でマネーフォワードに集まってくる状態になりました。使い勝手は快適そのもので、日々やることは週1回の確認だけ。楽天経済圏でそろえているので、口座↔カード間の資金移動もスムーズです。

正直、個人事業主のカードとしてはこれで十分すぎるくらいです。

会計連携できるカードの選び方【4つの視点】

これから事業用カードを選ぶ人向けに、チェックすべきポイントを整理します。

①使っている会計ソフトと連携できるか

最優先はこれです。マネーフォワードやfreeeの「連携できる金融機関一覧」に、候補のカードが載っているかを確認しましょう。主要カードならまず対応しています。

②事業用として「分けられる」か

会計連携の効果を最大化するには、そのカードを事業専用にできることが大事です。方法は2つ。

  • 個人カードを2枚に分ける:私のように、同じカードを2枚持てるなら、1枚を事業用に。手軽で年会費もかけずに済みます
  • ビジネス・法人カードを別に作る:事業用として最初から分かれるので管理は明快。ただし審査や年会費のハードルがあります

③年会費と機能のバランス

年会費無料でも、会計連携という目的は十分に果たせます(私の楽天カードも年会費無料です)。一方、法人カードには経費管理機能や高い利用限度額といった強みもあります。「その機能に年会費を払う価値があるか」で判断しましょう。

④正直な線引き:個人事業主なら「個人カードを分ける」で十分なことが多い

法人カードは魅力的に見えますが、多くの個人事業主にとっては、個人カードを事業用に分けるだけで必要十分というのが私の実感です。取引量が多い、経費精算を細かく管理したい、といった明確な理由がないうちは、まず手持ちの個人カードを1枚事業用にするところから始めれば、コストゼロで会計連携の恩恵を受けられます。

カードと会計ソフトを連携する手順【ざっくり3ステップ】

実際の連携は、難しくありません。

  1. 会計ソフトでカード連携を追加:マネーフォワードなら「口座・カードを追加」からカード会社を選び、カードのWEB明細のログイン情報を登録します
  2. 明細が自動で取り込まれる:連携が完了すると、過去分から利用明細が自動で読み込まれます
  3. 仕訳ルールを覚えさせる:「この店舗は会議費」といったルールを一度設定すれば、次回以降は自動で仕訳されます。使うほどラクになっていきます

最初の設定さえ済ませれば、あとは放っておいても経費が記録されていく——この状態を作るのが、会計連携のゴールです。

まとめ:カードは「連携できるか」で選べば、経理はほぼ自動になる

個人事業主のクレジットカードと会計連携について、実体験をもとに解説しました。

  • 事業用カードは、会計ソフトと連携できるかで選ぶのが最優先
  • 連携すれば、経費入力はほぼ自動・私用と分離・記帳を溜めない仕組みが手に入る
  • 私は個人の楽天カードを2枚に分けて事業用にし、楽天銀行とセットでマネフォに連携している
  • 法人カードは必須ではない。まずは個人カードを1枚事業用にするだけで十分なことが多い

「事業用カードを会計連携して、経理を自動化する」——このゴールに欠かせないのが会計ソフトです。私が使って4年目になるマネーフォワードは無料で試せるので、まずはカード・口座連携の快適さを体験してみてください。

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